活動概要

このホームページは、国際ロータリーおよび札幌西ロータリークラブの歴史・活動を少しでも多くの皆さんにお伝えし、ロータリーの活動を理解していただくことを目的としています。

ロータリアンは、職業奉仕を出発点とし、そこから広がる社会奉仕と国際親善を目的とする団体です。そのなかで、私たち札幌西ロータリークラブは、国際ロータリークラブ(RI)第2510地区の一員としてロータリー活動を行っています。国際ロータリーの今年度2023~2024年はゴードン R. マッキナリーRI会長が選んだ『世界に希望を生み出そう』をテーマとしています。

会長挨拶

2023-2024年度 会長 伏木 淳

 私ども札幌西ロータリークラブは、1960年、札幌で4番目のロータリークラブとして、当時の札幌医科大学・大野学長をはじめ医学界の方々を中心に、24名のチャーターメンバーにて発足いたしました。以来、60数年にわたり、多くの先輩諸兄の精力的な活動が積み重ねられて今日の我がクラブがあることに万感の想いを持つ次第でございます。
 地域的に医療関係のメンバーが多いクラブで、特に、1989-1990年度に地区ガバナーを務められた河邨文一郎先輩は、「虹と雪のバラード」の作詞者としても著名ですが、「肢体不自由児の父」とも呼ばれ、ポリオ対策の取り組みに大いに奔走されました。近年では、「緩和ケア病棟への慰問音楽会」や、「ピンクリボン運動」(乳がんの早期発見・治療の啓蒙運動)への支援など、医療分野に関わる様々な奉仕活動に取り組んできております。
 また、フィリピンのマカティ西ロータリークラブとは1980年代から姉妹クラブとして交流を持ち、かつては青少年交換事業も盛んに行い、近年では、コロナ期に同国の医療現場に支援品を贈るなど、国際交流、国際奉仕には力を入れてきたクラブです。さらには、青少年奉仕として、北海道YMCAと協働しての事業や、学校への出前授業なども行い、昨年度には、多くの子供たちが来園する円山動物園の正門前花壇の植栽事業なども行いました。
 さて、ロータリークラブには2つの重要な「公式標語」があり、一つは ”One profits most who serves best.”(最も奉仕する者が最も報われる)であり、もう一つが “Service above self”‘(超我の奉仕)であります。ロータリークラブは、メンバーが、その大きな目標に向けて、職業人として日々研鑽し、成長していく場所であると思います。
 加えて、ロータリーは、各業種でのリーダー的な方々が集う場所です。日本社会も、バブル後の混沌とした停滞期が長く続いており、少子高齢化、人財不足、高度情報化、AI技術進展、地球温暖化、財政悪化、、、、、様々な課題が山積する時代に、ロータリアンたちが協調・協働することで、少しでも諸課題の改善・解決につながることを祈るところです。
 そして、今年度の国際ロータリーのゴードン会長のテーマは “Create Hope in the World”(「世界に希望を見出そう」)であります。世界に紛争や自然災害等が多発し、「困難」な環境に置かれた人々が数多く存在する中、ロータリーが、「希望」を与えるためにどんな役割を果たせるのか?しっかり取り組んで行ければ幸いです。
 最後に、クラブメンバーに対しては、今年度テーマとして、”Discover Rotary”(「ロータリーの良さを再発見する」)を掲げさせていただきました。2023-2024年度は、ロータリーの基本である「親睦」と「奉仕」を大事にしながら、メンバー同士にて語り会い、相互理解を深めて行ければ幸いですし、そうしたことを通じて、「ロータリーの良さを再発見」して行きたく思っております。